私は14年前の3月1日に、ドナーが現れたおかげで献腎移植が出来た!
もうすぐ15年目突入となる。
でもね、いろんな人の移植後を見ていると、生体でご主人の生きの良い(笑)のをもらったお友達がいたり、同じく献腎で、自分より高齢の方の腎臓だったりと、様々でした。
生体の場合は親御さんか伴侶、きょうだいの場合が多く、実年齢より高い方の腎臓をもらうことがしばしばだと思う。
最初からCr.が2や3を超えていた人、最初から健常者と変わらない人。
スタートもまた人それぞれである。
私は幸い献腎移植でも、Cr.は1.0まで下がり、そこからスタートだったけど、しかも当時は献腎移植は「移植後もしばらく透析をしなくてはならない」って感じだったので、覚悟をしていたけど、移植後は一度たりとも透析をしていないのでした。
でも、遊びや仕事、タイミングの悪さ(病気が重なるとか)いろんな要因が重なって、拒絶を繰り返したり、自然に悪くなってきた。
今はCr.は4.x台。分かる人はわかる、崖っぷちである。
まーくんの場合も、脳性麻痺って、人それぞれ。
すごく軽く出た(この言い方もどうかと思うけど)タイプの子と、そうでないタイプの子。さまざまいる。
だんだん重度になっていく子、どんどん改善していく子。まさにさまざまだと思う。
腎移植後も、脳性麻痺も、ある種同じなんだと思ったことがある。
それは、
「人と比べてしまう」こと。
私の尊敬する移植医の小崎浩一先生は、「人と比べることは無意味である」とおっしゃっていました。
自分に置き換えてみると、確かにそうだなぁと思う。
でも、ネットを巡回していて、どこかで同じ年数でも同じ献腎でも、データが明らかに良い方に遭遇すると、どうしても自分と比較してしまっている。
(わたしもあのとき無茶しなければ、データはもう少しよかったかもしれない)
でも、逆をかえすと、今まで透析に戻るようなことはなく、ゆるやか〜に上昇を続ける数値。
ドクハラ先生からは、いつだったか「こんな風にじわりじわりとわるくなっていって、最後はだめになるんだよ!!」と、吐き捨てるように言われたことは一生忘れないけど。
悔しいので(爆)意地でもこの状態を維持するのだ!!って思ったよ。
まーくんだって、そのうちもう少し大きくなってきた時に、「自分はどうしてほかの子と違うんだろう」と悩む日が来るのかも知れない。
でも、それでも、まーくんはまーくんなんだから、ありのまま、いまのままでいいんだよって、私は言えるんだろうか。
自分はコッソリと他人と比較しているくせに。
いつだったか、ドクハラ先生やコーディネーターに、「4を超えたらそろそろ生体腎移植する?」みたいな話があった時がある。
でも、献腎移植で最初から3を超えるような人は、移植直後からまた移植かよ!!(怒)と思ったりした。
食事制限がある移植後の生活だって、透析をしているよりはいいことの方が多いと思う。
それが移植後なんだと思う。
(もちろん透析は否定していないです。どちらも体験した私は、QOLが格段に違う移植後の方が断然いいと思うだけです。)
実は今日、まーくんの外来のついでに(笑)「献腎の登録をしたいのですが」と受付に聞いたら、外来を受けないといけないらしく、受診の予約をしてきたのでした。
案外予約日は早く、3月9日もあいていると言われたけど、あえてその2週間後にしてもらった。
なんか予想を超える速さにびっくり。
登録をしたからといっても、ドナーが現れる事はまずない(10年以内は)と思うんだけど(^^;;;
生体腎移植をするにあたっても、センターより女子医の方がいいと聞いたので、問題なしかなと。
だたし、それでも半年から1年待ちらしいけど(爆)
だったらそれはそれで、わたしなら、透析を受けている自分も、楽しめそうだけど(笑)
だからこそ、「今をがんばろう」って思うんだ〜。
まーくんもそう、わたしもそう。
結局はみんなそうなのかも、知れないけどね(^^;;;