造血幹細胞の採取・保存について
2011.04.02 Saturday
星槎大学のSNSにて、フレンドのるみさんの日記から、引用させて頂く許可をもらい、転載させていただきます。
原子力発電所で作業に当たる方の目に、その関係者の目に、ふれるといいなと思いつつ。
- - -以下、るみさんの日記より- - -
昨日 順天堂大学病院の血液科医師からメールがきた。
以下:****
原発作業員を守るため、希望される方に自分の造血幹細胞を早急に採取・保存しておける体制を整えました。希望者はいつでも虎の門病院で可能です。ご連絡ください。
虎の門病院血液科 部長 谷口修一
港区虎ノ門2−1−1
TEL 03-3588-1111
taniguchi-s@toranomon.gr.jp
1、万が一、想定外の大量被曝(想定の100〜1000倍程度)に遭った場合も、自分の造血幹細胞が事前に凍結保存してあれば、それを移植することで救命できる可能性があります。
2、他人からの造血幹細胞移植後には移植片対宿主病(GVHD)という重い合併症がおこりえます。自分の細胞ならその心配がありません。
3、造血幹細胞採取には従来の方法で約5日かかります。未承認薬を併用して用いることで1〜2日へ期間短縮することも可能です。
4、希望される方は、虎の門病院で自己造血幹細胞の採取と凍結保存が可能です。いつでもご連絡ください。
福島原発の作業に従事されている方々に胸を打たれている。我が身顧みずとも、なんとしても地域住民ひいては日本国民を守りたいという強烈な使命感で業務に従事されている。
我々医療者は、万が一の不測の事態でも、これら作業にあたってくださる方々の命を絶対に救命するという覚悟で、準備を整え実行せねばならない。
もちろん、作業員の放射線被曝の管理は適切になされるべきである。しかし、万が一の不測の事態があった時に、我々に何ができるか熟慮を重ねた。
急性の放射線障害は造血機能に重大な影響を及ぼし、血液細胞(白血球・赤血球・血小板)が不可逆的に産生されなくなり、これが放射線障害に伴う死亡の主因となる。この場合の治療には、造血幹細胞移植治療が必要となる。
高度な危険状態に置かれる可能性のある原発作業員から事前に幹細胞を採取・保存してあれば、仮に不測の事態となり、造血機能が危機に陥っても、この幹細胞を点滴で輸注する自己造血幹細胞移植治療で回復し、急性放射線障害に伴う死亡を回避し救命できる可能性がある。他人から骨髄移植をすると、GVHDなどの重い合併症が出るが、自分の幹細胞ではその心配は不要だ。
世界中の専門家諸氏からその有用性が積極的に指摘されている。Powles R博士(ヨーロッパ骨髄移植学会原子力事故委員会委員長)、Gale
RP博士(元国際骨髄移植登録機関代表、チェルノブイリ・ブラジルの放射線事故時も率先して治療に参加した放射線障害医療の第一人者)、Champlin
博士(米国MDアンダーソンがんセンター)らも高く推奨しており、この福島原発事故を受けてLancet誌でも取り上げられる予定である。また、BBCニュースでは、ヨーロッパの移植センターが日本からの患者受け入れ準備を進めていることが報じられている。Gale博士は既に来日しており、記者会見で「移植は他人からでもできるが、遺伝子の違いによるGVHDと呼ばれる合併症の危険などがあり、場合によっては命にかかわることもある。
この危険は、自分のものを使えば避けられる。
なので、作業にあたる人は、前もって自分の末梢血幹細胞を採取、保存しておき骨髄移植に備えておくべきだ」と述べている。
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以下:****
原発作業員を守るため、希望される方に自分の造血幹細胞を早急に採取・保存しておける体制を整えました。希望者はいつでも虎の門病院で可能です。ご連絡ください。
虎の門病院血液科 部長 谷口修一
港区虎ノ門2−1−1
TEL 03-3588-1111
taniguchi-s@toranomon.gr.jp
1、万が一、想定外の大量被曝(想定の100〜1000倍程度)に遭った場合も、自分の造血幹細胞が事前に凍結保存してあれば、それを移植することで救命できる可能性があります。
2、他人からの造血幹細胞移植後には移植片対宿主病(GVHD)という重い合併症がおこりえます。自分の細胞ならその心配がありません。
3、造血幹細胞採取には従来の方法で約5日かかります。未承認薬を併用して用いることで1〜2日へ期間短縮することも可能です。
4、希望される方は、虎の門病院で自己造血幹細胞の採取と凍結保存が可能です。いつでもご連絡ください。
福島原発の作業に従事されている方々に胸を打たれている。我が身顧みずとも、なんとしても地域住民ひいては日本国民を守りたいという強烈な使命感で業務に従事されている。
我々医療者は、万が一の不測の事態でも、これら作業にあたってくださる方々の命を絶対に救命するという覚悟で、準備を整え実行せねばならない。
もちろん、作業員の放射線被曝の管理は適切になされるべきである。しかし、万が一の不測の事態があった時に、我々に何ができるか熟慮を重ねた。
急性の放射線障害は造血機能に重大な影響を及ぼし、血液細胞(白血球・赤血球・血小板)が不可逆的に産生されなくなり、これが放射線障害に伴う死亡の主因となる。この場合の治療には、造血幹細胞移植治療が必要となる。
高度な危険状態に置かれる可能性のある原発作業員から事前に幹細胞を採取・保存してあれば、仮に不測の事態となり、造血機能が危機に陥っても、この幹細胞を点滴で輸注する自己造血幹細胞移植治療で回復し、急性放射線障害に伴う死亡を回避し救命できる可能性がある。他人から骨髄移植をすると、GVHDなどの重い合併症が出るが、自分の幹細胞ではその心配は不要だ。
世界中の専門家諸氏からその有用性が積極的に指摘されている。Powles R博士(ヨーロッパ骨髄移植学会原子力事故委員会委員長)、Gale
RP博士(元国際骨髄移植登録機関代表、チェルノブイリ・ブラジルの放射線事故時も率先して治療に参加した放射線障害医療の第一人者)、Champlin
博士(米国MDアンダーソンがんセンター)らも高く推奨しており、この福島原発事故を受けてLancet誌でも取り上げられる予定である。また、BBCニュースでは、ヨーロッパの移植センターが日本からの患者受け入れ準備を進めていることが報じられている。Gale博士は既に来日しており、記者会見で「移植は他人からでもできるが、遺伝子の違いによるGVHDと呼ばれる合併症の危険などがあり、場合によっては命にかかわることもある。
この危険は、自分のものを使えば避けられる。
なので、作業にあたる人は、前もって自分の末梢血幹細胞を採取、保存しておき骨髄移植に備えておくべきだ」と述べている。
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- - -以上転載終わり- - -
確かに、あらかじめ採取しておけば、
もしもの時が来ても、移植をすることによって、元気になることが出来るかもしれない。
腎移植と一緒で、他人からも移植は可能だと思うけど・・・やっぱり自分の臓器(になるのかな)だと、ぜんぜんちがうのだと思う。
私の関係者には、福島の原子力発電所で作業に当たる方はおられないけれど、
こうして外のブログに記載しておけば、もしかしたら、誰か、関係者等の目にふれる事があるかもしれない。
そう思って転載させて頂く許可をもらいました。
私も昔、献腎移植を受ける前に、東京医科大学八王子医療センターと、虎ノ門病院に登録をしに行った記憶がある。
(昔は2つでも3つでも、登録に行く事は可能だった。)
自分も、水戸医療センターに主人とのHLA検査に行ったけれど、
大地震が起こり、災害の規模が広がるにつれ、(移植どころではないな・・・)と思うようになった。
去年の夏に採取しにいったので、猶予はあと2年。
2年以内に生体腎移植をしなければ、検査費用は実費である。
まぁこれは払うつもりでいるのでね(^^;;いざという時は仕方ないんだけど、
今年度一年かけても、東北、北関東の災害を受けた地域の復興は厳しいものだと思うし、落ち着いて移植を受けていられるような状況になるかはわからない。
ま、
「今じゃない」
ってことなんだろうな(^^;;;
先日の小崎正巳先生の外来で、浩一先生はどうされているかと伺ったら、
水戸医療センターも、担ぎ込まれて来た人で、てんてこ舞いなのだそうだ。
浩一先生は多分、泊まり込みで治療にあたっているのだと容易に予測できた。
うん、今じゃない。
正直言うと、今すぐにでも移植を受けて、透析から離脱したい!!と思った事があった。
けど、まだ余震が続く中での移植、移植後の入院生活を送るのは・・・何かあった時にまーくんを守れない、パパさんの助けにならない自分を思うと、やっぱりダメだと。
移植にからめて、今の正直な思いを綴ってみました(^-^)
さて、今日は土曜日!
血液透析を受けに、行ってきますよ!!
当分はCAPDとHDで行ける!!がんばれる☆
体調もまずまず、私は大丈夫☆