http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0908/200908_031.html
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20130219/
今日、小崎先生の外来で、おもしろい話を伺いました。
すでに豚の体内で、ヒトの腎臓を作らせることに成功しているようだ。
iPS細胞がらみの話だったと記憶しているが、詳しい話はよくわからないが、
5年後、10年後には、これが実現されたら、生体、献腎移植など、なくなるんじゃないかって。
そういえば私が移植した当初から、ブタの研究がされていたっけ。
「ブタが逃げて病棟内探して大変だったんだよ〜」と小崎先生はおっしゃっていたが、
ブタの臓器って、人間の中身とほぼ同じなのだそうだ。
なもんで、作りやすいっていうのかな??
私が移植を受けられる頃には、実現しているかもしれないなぁ〜。
育てるのはブタさんで、けど、自分の遺伝子を持つ腎臓が作られる。
しかも2つ!スゲー☆
自分の遺伝子を持つので、異種移植でも拒絶が少ないのだとか。
ただ、「私はブタの中で育った腎臓なんていや!」という人はいるだろうなぁ。
私は安全性が確立されていれば、旦那さんの腎臓もらうよりいいなぁって思うけど(^^;
今、移植が出来ない意味はこれだったのかー☆
と、なるといいな♪(超☆前向き)
一昨年の今ごろ、旦那さんから移植をする話を検討していました。
水戸医療センターにまで行って、HLA検査もして、いざ!あとはまーくんが一番良い時期に移植をしよう!!という流れでした。
んが!
世の中、何が起こるかわかりません・・・。
東日本大震災しかり、乳がんしかり。
「いまではないよ」
といわれている気がしました。
あの時も、なーんか気が乗らないというか、本当に旦那さんの腎臓もらっていいの?と
何度も何度も考えた。
けど、なんかもやもやして、結論が出なかった。
そして昨年2月に乳がん発覚、4月に手術、その後ホルモン剤の治療が始まり、
秋には放射線治療を受け、今に至る。
こっちはとりあえず、今は落ち着いてる。
もしもあの時、えいやっで移植を受けていたら・・・免疫抑制剤を使っている身体に、がん。
考えただけでも恐ろしい。
それでお友達を亡くしているから、よけいに怖さを知っている。
だって、真逆の治療だもんな〜。
かたや免疫をあげる、かたや免疫をさげる。
あの時無茶していたら、死んでたわ〜〜。(マジで)
いまではない、いまではない、と言い聞かせながら、現在に至る訳ですが、でも
私は再移植を諦めた訳ではなく、未来の人生のために、再移植を熱望している。
しかもブタさん、3ヶ月くらいでめっちゃ大きくなるって!!
すごい短いスパンで、自分の腎臓が完成☆らしい・・・。
怖いな〜。けどブタさんも牛さんも、食べるために作られているもんな〜。
腎臓もらうために、育てることも、アリなのかな、と考える。
そのうちブタさんの腎臓が腎不全の治療の定番となる時がくれば、
「ヒトからの移植?そんな昔の話、なにいってんの!!」みたいな時代がそのうちくるぞ。
「献腎?なにそれ?ありえないし!!」みたいな、ね。
移植医療という言葉もすたれていくのかなぁ〜。
「そのとき」が来るまで、HDとPDでがんばらなくては☆
「いざ移植が出来るようになったけど、骨がダメでした、ではいけないから、
骨には気をつけていきなさいよ」と言われた(^^;
それは、腎不全になって、透析導入となった高校生の頃にも、
現在の理事長先生から、言われた言葉だった。
当時言われたのは「200万くらいでアメリカから腎臓が買える時代が来るかもしれないから
その時のために、骨だけはしっかりしとかないとね!」と。
残念ながらそんな時代はこなかった25年後の今ですが、
骨は丈夫に、は今でもいえることで。
がんばろう、わたし。
まーくんと旦那さんの未来のためにも。